現代の日本では世界中の食材が手に入りますが、本来人間にはその居住地の風土、伝統に育まれた民族に適した食事があり、栄養さえあれば何を食べても健康でいられるという訳ではないはずです。
戦後の50年間で日本人の食生活は世界史上類例を見ないほど激変しました。
食事環境の変化に伴って、昔はあまり見られなかった奇病、難病がどんどん増えているように思えませんか?これは日本人が長年かけて培ってきた食文化が急速に変化し、体が追いつかないからとみることはできないでしょうか?
健康問題で悩んでおられる方は非常に多いですが、食事を見直すだけで大幅に改善するということも多いのです。
もちろん、食事以外の生活習慣や環境、精神状況も関係しますが、食事の影響力は意外なほどに大きいという実感があります。
穀物菜食は日本人の歴史的伝統に即し、かつ時代の変化に対応した日本人のための健康食ということが言えると思います。